VIDEO GUIDE / TEXT VERSION
動画解説:悪い物流コンサルと、
よいSCMコンサルの違い
物流コンサルの選び方を、動画の内容に沿って解説します。重要なのは、耳ざわりのよい削減率ではなく、現場の事実を確認し、改善を実行し、社内に判断の仕組みを残せるかどうかです。
01 / 注意したいコンサル
悪い物流コンサルに共通する3つの問題
現場を見る前に答えを決める。「物流費を20%削減できる」と先に結論を置き、物量変動、納品条件、人員配置を確認しない提案は、緊急便や残業を増やすおそれがあります。
システム導入を目的にする。在庫データや商品マスターが不正確なまま新システムを入れると、画面と現物が合わず、紙と端末の二重入力など新たな混乱を生みます。
報告書を納品して終わる。提案が立派でも、担当者、期限、必要データ、検証指標が決まっていなければ現場は動けません。成果物の厚さではなく、実行計画の具体性を見る必要があります。
02 / 選びたいコンサル
よい物流・SCMコンサルの5つの条件
- 1
関係者の声と現場データを集める作業者、荷主、物流会社へのヒアリングを行い、数字と実態の両方から課題を捉えます。
- 2
事実と仮説を分けて説明する荷待ち、荷役、在庫、欠品、輸送条件をつなげ、どこまで確認済みかを明確にします。
- 3
複数案の効果とリスクを比較する一つの正解を押しつけず、費用、実行性、現場負荷を示して企業が選べるようにします。
- 4
小さく試し、KPIで検証するKPIとは改善効果を測る重要指標です。作業時間やミス率などで試行結果を確認し、違えば原因を見直します。
- 5
社内に判断の仕組みを残す支援終了後も現場が数字を更新し、次の改善策を自分たちで選べる状態まで伴走します。
03 / 契約前チェック
依頼前に確認したい5つの質問
提案内容だけでなく、進め方と利害関係も具体的に確認します。
- 分析に必要なデータは何か
- 現場訪問と関係者ヒアリングを行うか
- 成果物と実行支援の範囲はどこまでか
- 効果をどのKPIで検証するか
- 特定ベンダーとの利益相反はないか
04 / FAQ
動画と物流コンサル選びの
よくある質問
相談前や提案比較の段階で迷いやすい点を整理しました。質問を選ぶと回答を確認できます。
Q01動画でいう「悪い物流コンサル」とは、どのようなコンサルですか?
特定の企業や個人を指すものではありません。現場やデータを確認する前に削減率を断定する、システム導入を目的にする、実行責任や検証方法を示さず報告書だけで終える、といった進め方を指しています。
Q02「物流費を20%削減できる」という提案は、すべて悪いのでしょうか?
削減率そのものが問題なのではありません。現状の費用構造、対象範囲、サービス水準、実施期間、必要投資、リスクの根拠が示されているかを確認してください。根拠のない数字だけで契約を急がせる提案には注意が必要です。
Q03物流コンサルを選ぶ際、現場訪問は必須ですか?
予備診断はデータとオンラインヒアリングだけで行える場合があります。ただし、荷待ち、荷役、庫内動線、作業負荷などの現場改善では、数字と実態が一致しているかを訪問や映像で確認する工程が重要です。
Q04システムやAIの導入を提案されたとき、何を確認すべきですか?
先に解決すべき課題とKPIが定義されているか、元データの精度を確認したか、導入後の運用担当者と例外処理が決まっているかを確認します。特定ベンダーからの紹介料など、利益相反の有無も質問してください。
Q05複数の物流コンサル会社から提案を受けた場合、どこを比較すればよいですか?
価格だけでなく、対象範囲、必要データ、現場確認の方法、成果物、実行支援、KPI、担当者、期限、追加費用と除外事項を同じ表で比較します。複数案の効果とリスクを説明できるかも重要です。
Q06初回相談の前に、どのような資料を準備すればよいですか?
物量、運賃、在庫、作業時間、荷待ち時間、拠点や委託先の一覧、現在の業務フローがあると整理しやすくなります。すべて揃っていなくても問題ありません。まず困っている現象と対象範囲を共有してください。
Q07よい物流・SCMコンサルは、支援終了時に何を残しますか?
改善案だけでなく、KPIの定義、データ更新方法、試行結果、標準作業、責任者、次に判断する条件を残します。支援終了後も企業が自ら状況を確認し、次の打ち手を選べる状態を目指します。
Q08物流コンサルとSCMコンサルの違いは何ですか?
物流コンサルは輸配送、保管、荷役、拠点、物流費などを主な対象とします。SCMコンサルは調達、生産、販売、在庫、物流を横断して全体最適を考えます。依頼する課題が物流業務内か、部門をまたぐ経営課題かで選びます。









